グルテンフリーを始めると好転反応が起こることがあります。
いつから始まるかどのくらい続くかは人それぞれです。
1週間くらいで始まる人や1ヶ月くらいで始まることも。
倦怠感や肌荒れなどの好転反応があると、グルテンフリーは自分には合わないのかと思ってしまいがちですが、これは一時的なものです。
体が落ち着いてくると体調の良さを感じられるかもしれませんよ。
グルテンフリーの好転反応の症状や効果などを紹介しますので参考にして下さい。

tokinoya
この記事の監修者
2005年から臨床検査技師として、健診センター、中核病院などに勤務、臨床検査科長や経営推進課の責任者を務めた。 自身がアトピーに子供のころから悩まされていたことから、グルテンフリーや無農薬、添加物に対して論文を読み漁る。現在は酵素風呂などの健康事業を手掛ける経営者。
tokinoyaのプロフィール
グルテンフリーの好転反応の症状

グルテンフリーを始めると好転反応が起こることがあります。
体の中の毒素が排出される過程で、一時的に体調が悪くなっていることが理由です。
体内に溜まっていた毒素を体に出している状態で、これは一時的なものです。
グルテンフリーの好転反応の症状の例はこちら。
- 倦怠感
- 眠気
- めまい
- 頭痛
- 便秘
- 下痢
- かゆみ
- 肌荒れ
- ニキビなど

好転反応は、グルテンフリーをはじめてから平均1週間程度で症状が現れるといわれています。
それまで日常的に小麦をたくさん食べていた人ほど、好転反応の症状が重い傾向があります。
グルテンフリーを始めたのに、体調が悪くなると「グルテンフリーは自分に合わないのかな?」と思う人も多いです。
ですが、好転反応の期間が終われば、体が小麦を欲しがらなくなりグルテンフリーのメリットを感じられるようになるかもしれませんよ。
好転反応がいつからかは個人差がある
グルテンフリーをはじめて好転反応がいつから始まるかは、個人差があります。
1週間くらいから始まる人もいれば、1ヶ月くらいから好転反応があることもあります。
もともと小麦をあまり摂取していなかった人では好転反応がない人もいますよ。
小麦の摂取量が多かった人ほど好転反応の症状は重くなりがちですが、いつから始まっていつまでに終わるかは人それぞれです。
グルテンフリーで好転反応が出ている期間は、体を休め十分な水分補給が大切です。

小麦には中毒性があり、離脱症状の様にもとらえられています。グルテンフリーを続けていくと症状が落ち着いてくる人がほとんどです。
グルテンフリーの効果
グルテンフリーの効果を紹介します。
- 糖質の摂取が抑えられる
- 腸内環境が改善する
- 代謝がアップする
グルテンフリーを続けた結果、ダイエットに成功したという人もいます。
これは、小麦を使った食品は脂質や糖質を多く含むものが多く、これを控えることで摂取カロリーが抑えられたことが理由でしょう。
糖質を抑えることで腸内環境が改善し、代謝アップしたことも要因として考えられます。
小麦には腸内環境を悪くする働きがあるので、小麦粉をやめたら腸内環境が改善することが一番の効果といえます。
腸内環境が良くなると、肌や体の調子が良くなるのでグルテンフリーの効果を実感する人はたくさんいます。

グルテンフリーをはじめて好転反応が落ち着いたら、上記のような効果を実感できるかもしれませんね。
グルテンフリーの効果については>>グルテンフリーの効果の記事を参考にして下さい。
グルテンを減らすだけもおすすめ

グルテンを減らすだけの、ゆるグルテンフリーもおすすめです。
なぜなら、完ぺきにグルテンフリーを実践しようとすると、体に負担がかかったりストレスが溜まるかもしれないからです。
自分の無理のないペースで、グルテンの摂取を減らすだけでも体調変化があるかもしれません。
まずは2週間、主食だけグルテンフリー・一日一食グルテンフリーなど、無理のないペースで小麦を摂らないことを意識してみましょう。
小麦アレルギーや小麦不耐症などでないのなら、厳密なグルテンフリーをする必要はありません。
ゆるグルテンフリーを試してみて体に合っているようなら、グルテンフリーを続けてみると良いでしょう。
>>グルテンフリーは日本人に意味ない?の記事も参考にして下さいね。
グルテンフリーの好転反応の症状についてQ&A
グルテンフリーの好転反応の症状についてQ&Aで紹介します。
グルテンフリーで顔つきが変わる?
グルテンフリーで顔つきが変わる可能性があります。
なぜなら、グルテンが体に合わないと顔がむくんだり赤みが出たりするからです。
グルテンフリーをすることで炎症反応がおさまり、顔つきがすっきりするかもしれません。
>>グルテンフリーで顔つきが変わる?で詳しく紹介しています。
グルテンフリーのデメリットは?
グルテンフリーのデメリットは、以下のことがあげられます。
- 栄養が偏る可能性がある
- 食事の選択肢が制限される
小麦には食物繊維が豊富に含まれているので、グルテンフリーをする際は意識的に食物繊維を摂取するようにしましょう。
特に外食では食事の選択肢が制限されると感じやすいです。
和食の定食など、食べられるメニューを探したり、外食ではグルテンフリーは気にしないなど、自分の中でルールを決めてグルテンフリーを楽しみましょう。
グルテンフリーのデメリットについては>>グルテンフリーのデメリットとメリットの記事で紹介しています。
グルテンフリーの食事例は?
グルテンフリーの食事例は、和食の献立を考えるとたくさん考えられますよ。
お米を主食として、味噌汁・焼き魚・煮物・酢の物・漬物など、バランスの良いメニューが出来上がります。
洋食でもオムライスやステーキなど、グルテンフリーで食べられる食事はたくさんあります。
>>グルテンフリーの食事例でレシピを紹介しているので参考にして下さいね。
グルテンフリーの食材とは?
グルテンフリーの食材は以下を参考にして下さい。
- 米
- そば(十割)
- 肉
- 豆腐
- 野菜
- 魚介類
- ナッツ チーズ
- 果物
- 米粉(パン・スイーツ・麺・餃子・カレー・天ぷら)
- 大豆粉(パン・麺)
- その他グルテンフリー食品(パン・麺・クッキーなど)
小麦なしでも米粉や大豆粉などで代用したパンやパスタなども楽しめます。
和食の食材はグルテンフリーのものが多いので、和食中心の食生活にしてみましょう。
栄養バランスも良いので、グルテンフリーのメリットを感じられるかもしれません。
コンビニでもグルテンフリーの食品は購入できます。>>グルテンフリーのお菓子の記事も参考にしてください。
まとめ
グルテンフリーをすると好転反応が起こることがあります。
倦怠感やめまい・肌荒れなどの症状があると、グルテンフリーが体に合わないのではないかと思ってしまう人も少なくありません。
ですが、これは一時的なものです。
体調が落ち着いてくれば、体が軽くなったり肌の調子が良くなったり、グルテンフリーの効果を感じられるかもしれませんよ。
いきなり厳しいグルテンフリーではなく、一日一食や主食のみなどゆるいグルテンフリーから試すのもおすすめです。
無理をせずに自分のペースでグルテンフリーを続けていきましょう。